Koozyt代表の末吉です。
皆さま、旧年中は、たいへんお世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2015年、新年最初のTokyoZエントリーは、初詣イベントからのスタートです!
今年の初詣は、散歩がてらお参りにいける地元の芝大神宮にご祈祷をお願いしました。芝大神宮は、昔から”関東のお伊勢さん”としても親しまれ、1000年以上もの歴史を持つ神社なんですよ。
昨年芝に移転したKoozytは、「実空間xHuman Augmentation」領域での第2章をはじめており、初詣イベントもKoozytらしい仕事はじめにしたいなと。
そこで、ご祈祷いただく前後でハピネス度を測ってみよう!ということを考えました。仮説としては、やはりご祈祷ビフォーアフターで、目には見えない心の動き、ご利益がなんらか可視化できるだろうと。Koozytでは、暦本さんがソニーCSLや東大で研究されているハピネスカウンター研究(2012年度グッドデザイン賞受賞)(※1)をベースに、企業や大学と共同研究開発を行っている背景もあり、これが2015年の初ハピネスカウントになります。テーマ的にも新年早々縁起がいいや!てなことで。
ハピネスカウンター研究の一環で研究開発しているのが、今回利用したKoozyt秘密兵器「360度全周カメラ」です。広角カメラ3台を120度等角外向きに配置し、フルHD動画を3本同時に録画することができます。
今回は、どのように実際にハピネス度を計測するかというと、Koozytメンバー一同が全周カメラの周りに円陣を組んで整列し、ご祈祷ビフォーアフターの映像から表情など(笑顔度や顔の向きなど※2)を認識して評価、計測することにしました。
ちなみに、広角カメラ1台分は、水平180度、垂直120度ほどの画角がありますが、画像スティッチングの際のノリしろ部分を考慮に入れ、3台を用いています。また、長時間録画に耐えるため、カメラ機器の放熱とFAN制御が独自になっています。東大とのハピネスカウンター共同研究における全周カメラや関連ソフトは、内部的には岩波さん&みやぢ氏が継続して開発しているのですが、このバージョンは、東大暦本研&i.schoolワークショップとの共同研究のために制作しているものです。その研究成果は、またしかるべきタイミングで別途お披露目いたしますね。(※3)
3台分の広角カメラで撮影された動画は、画像スティッチング処理を行い横長パノラマに展開し、その後顔画像認識等を行った結果を動画上に、笑顔度マークや顔の向きなどでオーバーレイ表示しています。実際の解析結果は、動画を見てもらうとして、ご祈祷ビフォーは、やはりかしこまった固い表情をしてますね。
その後、神宮内にて、Koozytと愉快な仲間たち一同の「商売繁盛」と「心願成就」のご祈祷をいただきました。実際にご祈祷いただいた場面は、撮影できませんので、ihaman画伯(※4)によるご祈祷画を貼っておきます。
無事にご祈祷済んで、再度円陣を組んで整列!ご祈祷アフターは、自然に顔もほころんで、心も体も軽やかに。
というわけで、結論!
Koozyt我が社は、芝大神宮初詣におけるご祈祷ビフォーアフターで、当社比280%のハピネス度がアップしました!キリッ)
お、おう…まぁ、ハピネスは主観的なものですからw
「笑う門には福来る。」と昔から言います。福が来るから笑うのではない。笑うから福が来るのだ!なんとも笑顔には不思議な力がありますね。
皆さまにとって、新しい年がハピネスあふれる一年になりますように!
その仕事は、[空]と[実]をつないでいるか
本年もKoozyt&TokyoZの実軸と虚軸とを行き来する複素平面上の活動をさらに推進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。(※6)
最後に、実際のご祈祷ビフォーアフターの映像を1分半程度の動画にまとめまてありますので、あわせてご笑覧ください。(by みやぢ氏※5)
http://youtu.be/EC0rpUNiXMk
※1 「ハピネスカウンター」は、日常生活の中で積極的に笑顔をつくることを促進する家電のコンセプトで、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所、および東京大学情報学環暦本研が研究しています。
※2 「ハピネスカウンター」は、ソニー株式会社の顔画像認識技術を使用しています。
※3 東大暦本研&i.schoolとのハピネスカウンター共同研究の成果は、近々の対外発表の機会に別途お披露目したいと思います!ハピネスカウンターや笑顔ソリューションに関する共同研究、PoC(Proof of Concept), 社会実証等にご興味ある方は、ソニーCSL/東大情報学環の暦本研やクウジットまでご一報くださいませ。
※4 初詣イベントそのものの様子は、同ihaman氏によるKoozytスタッフブログも公開されておりますので、あわせてご覧ください。
※5 同みやぢ氏によるAquaCave研究向けの水中全天球動画撮影奮戦記は、こちら。この時は、6台のGoProを組み合わせ、スティッチング処理を行いました。
※6 「Koozytと愉快な仲間たち」として、TokyoZブログ上でのコラボ企画や、持ち込みネタを披露したい方がいらっしゃいましたら、お気軽にKoozytまでご連絡ください。
sueman
最新記事 by sueman (全て見る)
- 「エミーとゼニーの金融論 in 新虎小屋」(SEASON1-3)地方学生支援ドネーション運用の収支報告 - 9月 23, 2020
- 「エミーとゼニーの金融論 in 新虎小屋」地方学生支援ドネーション運用の収支報告 - 4月 21, 2019
- 2016年、寺社フェス「向源」xクウジットの共同研究活動ふりかえり - 12月 30, 2016